深センレポート
2017
2017年12月3日に訪問。
中国の新興工業地帯ということで日本でも知名度を上げつつある、深セン市。さらにその深セン市の、IT産業の中心地の一つと言えるであろう、華強北(ファーチャンペイ)という町を視察して来たのでレポします。

よく秋葉原と比べられて、実際に行った人の「秋葉原よりずっとデカくですげぇすげぇ」みたいな記事がネットで見られてたのですが、まぁ実際のとこどうなのか、確かめに行った感じです。
で、結論としては、「まぁまぁスゴいね」って感じでしたね。まぁデカかったっすよ。上の写真みたいな高層ビルも何本もあるし、ヨドバシカメラみたいな電器店舗のデカいビルがいっぱい。ただ、秋葉原と比べること自体がそもそもどうかと思いましたね。
というのは、ビルはデカイが、そもそもが一般人向けの店舗ではない。業者向けの卸売の店舗が多い。要するにこの町は問屋街。
一階部分は一般向けの商店で混雑してても、二階より上は業者向け=一般客はほとんどいなくて、ガクっと空いてる。
日本でこういう電器関係の問屋街にあたるのってどこになるんだろ?

写真は、この街の中心である、華強電子世界。ここは、一号館が全階一般向けで、でも二号館は全階業者向け、みたいになってました。(一号館と二号館が逆だったかも、忘れた)

で、デカイはデカイです。この吹き抜けの周りに小さい店がいっぱい並んでるわけですが、これ、同じビルに二つの吹き抜けがある、つまり8の字型になってるってことです。で、八階建てだったかな。このレベルのビルが他にもいっぱいあるんで、まぁ、そらスゴイですわ。


ただ、写真からもわかるように、人口密度は低い。
商品は多いので、ちゃんと流通はしてるんだろうけど、面積、体積だけでない、「流通の規模」みたいなことになると、よくわからない。いろいろ疑問がわいてくるわけです。
そもそも、中国はいくつもの経済地域に分けられるはずなのですが、この街の店は中国全土と取引してるのか、あるいはこの周辺の地域だけなのか、とか。このレベルの町が他にもあるのかここだけなのか、とか。
リサーチしないとわからんですな。
ただ、上に書いた結論の補足になりますが、そもそも秋葉原と比べ、町の面積、ビルの体積だけで単純にすげぇすげぇとは、やはり言えないなと思ったわけです。

↑地下のレストラン街も充実してるの、わかるでしょ。

↑おまけ。地下街に立ってた美人なお姉さん。
今回はここまで。